卒業したてで使い物にならなかった自分ですが、段階を踏んで患者様に触れさせていただき、臨床医の基礎を築くのに今考えれば無くてはならない時間だったと思います。ただただ助手としてしか過ごせなかった同級生に比べインプラントのオペルームに入らせていただいたり、色々な勉強会を開いていただいたりと、歯科医としてのあらゆる可能性を感じることのできる医院であり院長先生でした。
研修後もプライベートにも仕事にも相談にのっていただき自分としてはある意味では先生との出会いは転機であったように思います。やりがいのあるすばらしい研修先だと思いますので、頑張ってください!
1:歯科医師、衛生士、技工師による一連のチーム医療
患者さんにより良い治療を受けて頂くために、それぞれが自分の役割を自覚し、行っていく治療を認識し、円滑に治療を進めていく必要があります。そのためにはそれぞれを敬う気持ちが必要で日々のコミュニケーションがとても重要であることを学びました。これらが患者さんの信頼につながっていくのだなーと強く学びました。
2:個々の口腔内にあった治療
患者さんは、それぞれいろいろな治療目的で来院されます。審美目的だけの人もいれば咀嚼機能の回復を目的とした人などさまざまです。そこで、我々はインフォームドコンセントをし、それぞれの長所短所を説明し患者さんが納得した上で個々の口腔内に適した治療をうけてもらうことの大切さを感じました。このためには先に述べた円滑なチーム医療が必要になります。これは当たり前のことかもしれませんが、これによって患者さんからの信頼を得ることができると思うのです。