2006年度後期研修歯科医師( 若松 美希 )

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PHOTO臨床研修歯科医師は長い歯科医師人生のスタートをきる一年です。

今、高松歯科での研修を終えてみて一番感じることは、一歯科医師としての自覚の大切さです。もちろん何も出来ませんし、むしろ迷惑をかけることのほうが多かったようにも思います。四ヶ月で沢山の失敗をしました。そしてその失敗をとっさに言葉で逃れようとしたりもしてしまいました。そのたび高松先生が教えてくださったこと。「若松先生は誰から見ても新米ドクター。失敗は誰でもあるのだから、その失敗から逃げてはダメ。素直に認めて、そうなった理由やこれから起こりうる問題点などを説明して、何より大切なのは誠心誠意謝ること。そしてやってしまった失敗をしっかり見つめ直し考えなさい。」このような熱く暖かい高松先生の教えは数知れず。学生のころとは違う、医療行為を行っているという責任の重さを痛感した四ヶ月でした。

また、高松先生は沢山のシミュレーションもしてくださいました。「こういう時は先生ならどうする?」「・・・。」国家試験終了とともに消えかかっていた知識を呼び戻し、さらに臨床に応用させる。答えられず落ち込むことも多々ありました。よし!答えられた!と思っても高松先生はさらにその先をより深く考えていらっしゃって、大変勉強になりました。

PHOTOとまあ少し重い話から入ってしまいましたが、普段の高松歯科はというと、ここで研修なさった諸先輩方の体験談にもあるようにとにかく楽しい方々の集まりです。衛生士のみなさんや船山先生は、仕事のレベルが高いことに加え、マシンガントークで常に笑いが絶えないほど仲良しです。そして高松先生は、治療にはとても厳しい先生ですが、一歩治療を離れると一気に冗談を飛ばす気さくな先生に変わります。ホームページのコラムの欄に『ますます少年化していく今日この頃です。』との先生のコメントがありますが、高い治療水準とともに、まさに少年のようなお人柄こそが患者様を惹きつける魅力なのだと思います。

そんな素敵な先生方や衛生士のみなさんに指導、サポートしていただき大変有意義でこれからにつながる研修ができました。

四ヶ月間ありがとうございました!

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